ぬか漬け

人間、恋愛から離れると「ぬか」を大事にし始める。
ぬか漬けブームが身近な人の間で起こっている。
独身時代、女遊びが激しく、派手に遊んでいた男の先輩Nさんも、最近はぬかのことばかり話している。

Nさんのことが私は苦手だった。
あちこちに付き合っている女性がいて、仕事はできる人だし同性からの支持は厚いが、私は苦手だった。
誰でもとりあえずは「女」として見るらしく、私は一回り以上年下だが、「お前、魅力ねーな。」みたいによく言われていた。
外食ばかりで派手な生活をしていた人だったが、共通の知り合いで私と同年代の女性と3年前に結婚した。
付き合っている間の話を知っているので複雑だったが、無事に入籍できて良かったと思う。
二股、三股は男の甲斐性、的な考え方で、彼女はそれを黙認していた。
今になって考えてみると、黙ってニコニコして、でも実はトラブルが起きないように彼をコントロールしている、有能な彼女さんだった。
いわゆる「できる嫁」と結婚してから3年が経ったが、今ではNさん、浮気の一つもないらしい。
娘が誕生したこともあるが、家に居て、庭いじりと「ぬかを混ぜる」ことを趣味にしているらしい。
途端に教育制度にも興味を持ちだして、政治の話を始めたり、食品に含まれる添加物の話なんかもしている。
チェーンスモーカーだったのに、今では「嫁の実家から送られるお茶を飲むひとときが楽しい」とか言っている。
結婚するとこんなにも人は変わるんだな?と思った。
Nさんのように、結婚してから「ぬか」を大事にする男性が増えていて、急に守りに入ったというか、丸くなってびっくり。

スパイス料理

スパイスは、その昔、金と同じくらいの価値があったとか。
その当時、スパイスは、インドなどの産地から二年もかけてヨーロッパに運ばれていたというから、うなずけます。

それほど貴重だったスパイスも、今やどこのお店でも品ぞろえが豊富です。
スパイスを大別すると、「香りのスパイス」「辛みのスパイス」「色のスパイス」になります。

それぞれのスパイスの特徴ごとに使いこなし、お料理のセンスアップをめざしましょう。
香りのスパイスの有名選手は、ナツメグ、シナモン、ローリエ、コリアンダー、バニラなど。
肉料理にむいていたり、魚向きだったり、お菓子やパンにつかったり。おいしいお料理にとって、香りは大切な要素です。

辛みのスパイスには、こしょう、チリペッパー、カレーパウダー(すでに、たくさんのスパイスがブレンドしてある)。
味に刺激をプラスしてくれたり、エキゾチックにしてくれたり。
使い方次第で、お料理の腕が上がります。

色のスパイスは、ターメリック(うこん)やサフラン、チリパウダーなど。
お料理の色が食欲をそそります。

スパイスの種類は300種類以上もあるそうですが、まずはベーシックなものから始めてみましょう。
スパイスの使い方次第でお料理のレパートリーが広がります。
この種類と用途の多さは、料理の創造力を掻き立てられることでしょう。

結局、料理のウデは場数を踏むことで、結婚指輪の相談が始まったら、徐々に修行を積むことですね。

«
»