猫にも知恵があるようで

猫の知恵は、人間でいえば3歳程度だと言われている。
しかし、私からすれば、人間の3歳はかなり知恵が働く。
猫はそこまで賢いのだろうか。

3歳児と猫を比べようと、じっくり観察をしてみた。
それまでは、人間のほうが賢いだろうと思っていたが、言葉を発すること以外を比べると確かに似たり寄ったりだった。
猫も3歳児も気に入れば同じことを繰り返す。
猫は、ひざの上が気に入れば、そこで昼寝をし、布団がよければ、そこに寝転ぶ。
しかし、これは、単にその場所が気に入っただけでなく、安心感があるのである。
3歳児も母親のそばをいったりきたりしている。
そこに安心感を感じるからである。

3歳児はお気に入りのものがあれば、それを離さない。
猫は、気に入ったおもちゃがあれば、いつもそれで遊ぼうとする。
やっぱり、同じくらいの知恵なのだろうか。

残念がら、人間はどんどん成長していく。
今日の3歳児と明日の3歳児では少しずつ知恵のつき方もかわる。
猫の場合は、3歳児と同じくらいまでを、ずっと維持している。

だからこそ、私たちは猫をはじめとする動物に癒されるのかもしれない。
かれらは、どうすれば、リラックスできるのかをしっているのだと思う。
そして、それを私たちにも示しているのかもしれない。

私たちより寿命の短い猫は、3歳児の知恵のままで、ゆったりと過ごすことをえらんでいるのだろうか。

近所の猫とのひととき

家の近くにいつも出会う猫がいます。
可愛いというよりはふてぶてしい感じの猫ちゃんです。
民家の玄関に毛布の入ったバスケットが置いてあって、そこにもっそりとうずくまっています。

その猫ちゃんは三毛猫なので多分メスです。
(三毛猫のオスは1000匹に1匹くらいしか生まれないそうです。

もっこもこの目付きの悪いデブ猫ちゃんです。
決して可愛らしい感じではないんですが、なんだか憎めないんですよね。
私の顔を見ると「ナーン」と声を上げます。
その声もちょっと掠れていて、全然甘えてない感じが愛おしいです。
会うのが普通になっていると、2~3日見かけない時は急に心配になります。
なので、またいつも通りにバスケットの中で丸くなっているのを見ると、ホッとします。
猫って見ているだけでなんだか和みますよね。
ところで、未だにこの猫ちゃんの名前がわかりません。
勝手にミケコと呼んでいますが、本当はなんなんでしょうか。
ちゃんとした名前で呼んだら、もっと懐いてくれ…ないですかね。
そういえば、ミケコ(仮)は懐いているんだか懐いてないんだか判断に困る振る舞いをします。
私に会うと、すっと立ち上がって寄ってくるのですが、撫でようと思って手を伸ばすと慌ててバスケットへ戻っていきます。
思わせぶりな子ですが、可愛いのでなにもかも許されます。
程よい距離がある方がいいんですかね、恋愛と一緒で。
でも、やっぱりいつの日かお腹をモフモフ撫で回してみたいものです。

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